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奇跡の発掘! ジョン・コルトレーンの完全未発表音盤「Both Directions at Once: The Lost Album」 [映画、音楽、JAZZ]

今回はちょっと珈琲ブレイクを。
実は既に(6/29)リリースされていて、JAZZファンの方はもう堪能されているかとは思います。私も入手してこの一ヶ月、全く飽きずに聴きまくっているジョン・コルトレーンの完全未発表音盤『Both Directions at Once: The Lost Album』。本日はこちらを取り上げてみたいと思います。

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これは「世紀の大発見!」とか「奇跡の発掘!」とか絶賛されていますが、本当にその通りで、こんなにクォリティの高い音盤よく残っていたなぁ、出てきたなぁと私自身も驚愕してる音盤です。




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ジョン・コルトレーン…、この名はJAZZファンならずとも、JAZZをあまりお聴きでない方も名前だけは知っている、または聞いたことがあるかと思います。

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20世紀ジャズの巨人の一人として挙げられる偉人。ジャズ・サックスプレイヤーで、1950年代のハード・バップの黄金時代から1960年代のモード・ジャズの時代、さらにフリー・ジャズの時代にわたり、それぞれの時代に大きな足跡を遺しています。
彼の存在が表立ったのは、1955年からマイルス・デイヴィスのグループに参加してから。マイルスはすでにジャズ界のスターであったため、マイルスバンドに抜擢されたコルトレーンもその名前が知られるようになったと言われています。マイルスはこの時期、コルトレーンをソニー・ロリンズと並ぶ2大テナー奏者として高く評価し、また、彼の音を敷き詰めたような演奏スタイルを「シーツ・オブ・サウンド」と形容。以後、この形容は初期コルトレーンの奏法の代名詞となりました。
御大マイルスや、モンクのサイドメンとして活躍する傍ら、自己のリーダー作も意欲的に吹き込み、60年代には名作「ジャイアント・ステップス」やミュージカルの金字塔「マイ・フェバリット・シングス」などを発表。遅咲き(?)のジャズ・ジャイアントに登り詰めます。
その後も、万人受けの名作「バラッド」やジャズ・ボーカルをメインに据えた「ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン」、巨匠デューク・エリントンとのコラボ「デューク・エリントン&ジョン・コルトレーン」、そして自信最高傑作といわれる「至上の愛」と名盤を次々に発表していきました。
また、1966年夏に来日も果たしていて、その時のインタビューで「10年後のあなたはどんな人間でありたいと思うか?」と問いかけに「私は聖者になりたい」と答え、これが名言になっています。

そのコルトレーンもマイルス同様、薬物に溺れ、壮絶な人生を送っています。その後肺癌を患い1967年7月17日、その短い壮絶な生涯を閉じました。

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そんな彼の未発表音源がこの2018年に発掘され、遂にリリースされたのです。これは本当に "奇跡" としか言いようがありません。なんと録音されてから55年の歳月が流れているのです。
今までも未発表音源は幾度となく発表されてきているのですが、既にリリースされている音源の別テイクなどが多かったのですが、今回の音源は全てが初。完全に未発表なのです。

今回発表された音盤『Both Directions at Once: The Lost Album』は、マッコイ・タイナー(ピアノ)、ジミー・ギャリソン(ベース)、エルヴィン・ジョーンズ(ドラムス)という通称 “黄金のカルテット” と呼ばれた伝説のグループで、1963年3月6日に行った公式セッションを収録したもの。このセッションは名盤「ジョン・コルトレーン・アンド・ジョニー・ハートマン」の録音前日に行われたものだそうで、記録は残っていたものの海賊盤も含めこれまで世に出たことがなかった幻の音源とのこと。マスターテープの所在も不明になっていた、まさに "失われた音源" でした。
これが奇跡的に見つかり、遂に55年の時を経て陽の目を観ることとなったわけです。
コルトレーンの友人であるサックス奏者のソニー・ロリンズも「これはまるで、巨大ピラミッドの中に新たな隠し部屋を発見したようなものだ」と絶賛。

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内容は…言うまでもありません。コルトレーン・カルテット絶頂期のセッションです。全ての楽曲が素晴らしい。タイトルが決まっていなかったオリジナル2曲のスリリングさ、代表曲「インプレッションズ」のマッコイのピアノ抜きのバージョン、そしてライブ音源しか世にでていなかった「ワン・アップ・ワン・ダウン」のスタジオ録音…どれを聴いても "捨て" がない、完璧な作品となっています。

この幻の音盤を聴き、ただ驚愕と感動が渦を巻いています。わずか40年の生涯ながら、ジャズ史上に偉大な功績を遺したジョン・コルトレーン。
その彼の絶頂期の演奏が2018年の今、この場で聴くことが出来る幸せ。多少でもJAZZに興味のある方、必聴です!

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『Both Directions at Once: The Lost Album』
CD1(通常盤)
1. Untitled Original 11383 (Take 1)
2. Nature Boy
3. Untitled Original 11386 (Take 1)
4. Vilia (Take 3)
5. Impressions (Take 3)
6. Slow Blues
7. One Up, One Down (Take 1)

CD2(デラックス・エディション)
1. Vilia (Take 5)
2. Impressions (Take 1)
3. Impressions (Take 2)
4. Impressions (Take 4)
5. Untitled Original 11386 (Take 2)
6. Untitled Original 11386 (Take 5)
7. One Up, One Down (Take 6)

パーソネル:ジョン・コルトレーン(ts, ss)、マッコイ・タイナー(p)、ジミー・ギャリソン(b)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)
1963年3月6日、ニュージャージー、ヴァン・ゲルダー・スタジオにて録音



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  • 出版社/メーカー: Universal Music =music=
  • 発売日: 2018/06/29
  • メディア: CD



ザ・ロスト・アルバム(通常盤)(SHM-CD仕様)

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  • 出版社/メーカー: Universal Music =music=
  • 発売日: 2018/06/29
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  • メディア: LP Record





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コメント 2

yuko

ジャズいいですねぇ。
私はお店で流れていれば聴く程度なんですが、お酒を呑みながらだと、すごくいい気分になれます。


by yuko (2018-07-22 10:28) 

ぼの

yukoさま、
ジャズ、いいですよぉ♬
夜PCの前に座ってるとき、大体かけてますね。

by ぼの (2018-07-23 23:51) 

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