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2017.08.09~10 「聖職の碑」を辿る山旅 木曽駒ケ岳クラシックルート縦走 (第四章;濃が池から木曽駒ケ岳へ) [山歩き]

いよいよ「聖職の碑」を巡る山旅もクライマックス。
遭難記念碑にて様々な想いを馳せた後、いよいよ木曽駒ケ岳へ向かいます。

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※前回第三章のブログ記事はコチラ

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はじめて訪れた遭難記念碑、「聖職の碑」に様々な想いが交差し、暫くその場に立ち竦んでいましたが、本当にこの地に立てて良かったと思います。
記念碑に合掌をし、先に進んでいきましょう。
さぁ、記念碑を過ぎると、残すは濃が池、馬の背を越え、本山 "木曽駒ケ岳" です。計画では馬の背を越えた後、木曽駒ケ岳山頂を経て、頂上山荘(山行前の計画ではここでテント泊の予定でした)、中岳、そして宝剣山荘。天気が良くて時間があれば、宝剣岳へ登り、更に伊那前岳まで足を延ばす予定です。

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若干雲が出てきましたが、天気は良好。では参りましょう。

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稜線の北側を観ると、ちょっと霞んではいますが、御嶽山も見えます。

これからあの稜線、馬の背を歩いていきます。

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暫く歩くと、"馬の背" と "濃が池" の分岐に到着。

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ここで少々休憩です。重たいザックを下ろし、一服します。

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今まで歩いてきた稜線を振り返ってみました。
ずっと連なる山の稜線がとても綺麗ですね。「あの稜線伝いに歩いてきたんだ」…。思いもひとしおです。
一服を終えた後、ザックを分岐に置いておいて、濃が池方面に向かうことにしました。「聖職の碑」の実際に歩いたルートは、この濃が池に立ち寄った後、そのまま池の湖畔を横切って乗越浄土へ向かい、伊那小屋(現在の宝剣山荘)へ向かったとされていますが、今年は梅雨時に雨があまり降らなかったということで、濃が池の乗越浄土方面はまだ雪渓が残っているらしく、大事をとって回避。馬の背分岐へのピストンにしました。

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ザックを分岐に置いて濃が池まで下っていきます。

濃が池への下りの登山道も左側(南側)は谷筋になっていて一気に下っていますね。遙か下の方にある沢が良く見えます。これが有名な「黒川氷食谷」なのでしょうか。(「氷食谷」とは氷河の浸食作用で形成された谷のことで、U字谷とも言われています)

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ここもいい景色です。そして登山道の両脇には可憐なお花たちが咲いていました。

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登山道を下りきると濃が池です。

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池の水はちょっと少ないかな?
しかし、この濃が池も見事なカールとなっていて、まだ雪渓が残るその美しい形状は、千畳敷に劣らないほどでした。

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濃ヶ池(標高2650m)は氷河時代に作られた氷河圏谷底湖。濃ヶ池カールのカール底に水溜まったものといわれています。もうひとつ、南西の方向に "駒飼ノ池(木曽駒ヶ岳の由来となった馬の雪形が出る池)" がありますが、こちらも同様です。この濃ヶ池、江戸時代から雨乞いなど信仰の対象になっていたとも言われています。また、「聖職の碑」での遭難事故時に小学校訓導の清水氏と少年が朝までビバークした岩がこの濃ヶ池近くにあるそうで、多分岩の目星は付けたのですが、それがその岩なのかは不明です。もっと近くまで行けばわかったのかもしれません。

さて、この「濃が池」の名前の由来ですが、その昔 "お濃" という美女が姑に追い出され柳の杖を突いてこの池まで登り、池に身を投げて蛇となったという伝承があり、それが濃が池の名の由来になっているのだそうです。稜線から見ると蛇の縞のような筋が見える為、昔は「縞池」とも呼ばれていたそうで、これが "蛇となった" 伝説の由来なのでしょうね。。
池にまつわる伝説って、なにやらこの手のお話が多いですね(苦笑)。そういえば、先日訪れた「白駒池」もそのような内容の由来でしたっけ。

余談ではありますが、当時の遭難事故の後、この池の近くに事故の教訓を活かして大正13年に「濃ヶ池小屋」が建てられましたが、雪崩の頻発する場所だった為、昭和4年に廃業しているとのことです。

中央アルプス屈指の絶景の池、濃が池の畔に暫く佇み、カールに囲まれた秘池をじっくり堪能いたしました。
さて、本道に戻りましょうか。下ってきた道を再び登る形で戻っていきます。

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再び分岐まで戻り、ザックを背負って先に進みましょう。いよいよ難関、馬の背を渡ります。

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濃が池で少々時間をとりすぎたのでしょうか。なにやら雲行きが怪しくなってきました。山には厚い雲が架かってきています。

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ちょっとしくじったかな? そう思いながら馬の背への道を進んでいきます。駒ケ岳山頂へ向かうアップダウンが幾つか続く尾根。一つ目のピークに差し掛かります。ここはちょっと注意が必要な岩場。

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大きな岩と岩を幾つも乗り越えていく…。
谷筋を見下ろすともうガスがすぐ下まで登ってきているのがわかります。

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山の上の方に既に雲が架かってきているのがわかります。この岩場をガスで見渡せなくなってしまわないうちに越えないと…。

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幾つもの岩の間をすり抜けて登っていくと二つ目のピーク。これは昨日の夕方に若しテント場まで向かっていたなら、昨日の足の状態ではこの馬の背は登れなかったですね。西駒山荘に泊まらせてもらってよかったです。

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なんとか馬の背を攻略。登山道もなだらかな道へと変わってきました。漸くほっとした感じです。ここからあとひと登りで、木曽駒ケ岳山頂となるわけですが、周りを見渡してみると既に厚い雲で山全体が覆われてしまい、何も見えない状態です。

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駒ケ岳山頂への分岐までやって来ましたが、この調子だと山頂に登っても眺望は期待できないと判断。駒ケ岳山頂へはお互い何回も登ってきているので、今回は登頂をパスし、分岐から木曽駒ケ岳頂上山荘方面に抜けることにしました。

いよいよ感動の(?)フィナーレに突入。山頂山荘前から中岳、宝剣岳方面を目指します。
この模様は次回 "最終章" でお伝えしようと思います。

…って本当に今回はかなり引っ張りますねぇ(笑)。懲りずに次回を楽しみにしていてくださいね。

※ 最終章のブログ記事はコチラ

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--本日の山行ルート(遭難記念碑から頂上山荘分岐)--
08:45 遭難記念碑(聖職の碑) 出発
09:16 黒沢分岐
09:26 濃ヶ池分岐
09:46 濃ヶ池
10:07 濃ヶ池分岐
10:12 馬の背
12:21 馬ノ背分岐 着

--関連サイトLink--
濃が池 (中央アルプス・イラスト山岳マップ)

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