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2017.09.06 霧雨と靄の霊仙山周回登山 [山歩き]

登山としては8月の23・24日以来。久しぶりの山…の筈でした。 ところが…前夜から無情の雨。
その前夜からの雨により、当日の朝ギリギリまで悩んだこの山行計画。で、天気予報と睨めっこして、結局行ってきてしまいました(笑)。
この日の山行は、滋賀県の霊仙山。伊吹山や御池岳からその雄姿は眺めていたものの、実はまだ一度も登ってなかった山なのです。

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予報によると午前9時からは「A」になっていたので、「ならば!」 と初霊仙を体験。
ルートは醒ヶ井の榑ヶ畑登山口から落合、今畑を経由して山頂へ。山頂からは榑ヶ畑ルートを使った周回登山です。

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朝8時半。JR醒ヶ井駅付近のコンビニでイバッチさんと落ち合います。そこから登山口である榑ヶ畑登山口に移動。登山口までの道はちょっと落石とかがあり、注意が必要です。

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榑ヶ畑登山口に到着。準備をしていざ出発です。雨もなんとか上がってくれましたし、あとは晴れてくれれば…なんて贅沢は言えません(笑)。雨さえ降らなければ…

取り付きはじめ、先ずは鬱蒼とした樹林帯を歩いていきます。

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そうそう、この霊仙山、隣の鈴鹿の山々と同様、雨季から秋にかけては悪名高き匹敵、ヤマビルが多く出る山として有名です。その点も注意して登らねば。ちゃんと「ヒル下りのジョニー」くんを持参して(笑)。

霊仙山(りょうぜんざん、りょうぜんやま)は、滋賀県の犬上郡多賀町と米原市にまたがる鈴鹿山脈の最北に位置する標高1,094 mの山。山の東山腹は岐阜県大垣市上石津町と不破郡関ケ原町に属し、北側には伊吹山が対峙しています。『花の百名山』として花の多い山であることが知られています。
山体は石灰岩からなり、なだらかな山の上部にはカレンフェルトやドリーネなどのカルスト地形が見られ、「近江カルスト」の一角をなしています。山頂部には窪みが多数あり、「お虎ヶ池」はドリーネにたまった池とみられています。また、スキー場などの大規模開発がほとんど行われていないため、豊かな自然が残っている山です。
登山道としては比較的登りやすいなだらかな山で、登山道も整備されているため、登山初心者を始め登山客に人気が高いとのこと。

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緑多き、癒しの登山道です。この辺り、かなり好きなルート。いい雰囲気ですねぇ。

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暫く樹林帯を沢沿いに歩いていくと、山小屋「かなや」に到着。今日は営業していませんでした。こんな鬱蒼とした樹林帯の中に小屋があるんですね。

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かなやの場所が「汗フキ峠」です。なるほど、これだけ歩いただけでもう汗が噴き出ています(笑)。
ここでトイレ休憩。

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休憩後、先へ進みます。いよいよここからが本格的な登攀。足場が泥濘んでいるので、気をつけねば…。

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榑ヶ畑と落合の分岐。左で行けば山頂ですが、今回は一旦ここを下って落合方面へ向かいます。

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ズルズル滑る急斜面を降りると沢に出ます。

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ロープが張ってある箇所を渡渉し、そのまま沢沿いを歩きます。この沢沿い歩きは気持ちいいですね。

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更に渡渉。昨夜からの雨で、少々水嵩が上ってます。ドボンと沢にハマらないよう、気を付けて(笑)。

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沢から離れ、木々の覆い繁る樹林帯を歩きます。ここも癒しの空間ですね。しかし、風が通らず暑い(笑)。途端に吹き出す汗…(笑)。

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一旦林道に出ました。ここから今畑の登山口へ向かいます。 ここは廃村地区。しかしまだ家屋が新しい。廃村になってまだ間もないのかなぁ。登山者から見ると、こんないい立地。勿体ないなあなんて思っちゃうのですが、やはり生活するとなると不便なんだろうなぁ。

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林道を暫く歩くと、今畑の登山口に到着しました。再び山に入ります。

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そしていきなりの急登。一気に汗が噴き出ます(苦笑)。雨上がりで湿気が多いので、当然といえば当然なのですが…。汗で眼鏡が曇ります(笑)。

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廃寺(?)の石垣。苔生した石垣が現れました。やはり石垣は萌えますね(笑)。

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宝金寺に到着。ここで休憩。一度お互いの靴やスパッツ、パンツなどをチェック。…やはりいました!夥しい数のヤマビルたち(苦笑)。自分の靴にくっ付いていたヤマビルなんて身体を持ち上げてダンシングしていやがりましたよ(爆)。
お互いに駆除してジョニーさんを更に吹き掛けます。(写真はグロいので割愛しますね^^;)

さてさて大方の駆除を終え、再びルートに戻ります。

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宝金寺を越えると、ここからは尾根道。尾根に沿って登っていきます。

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傾斜もだんだんきつくなってきました。雨は降っていませんが靄と湿気が凄く、かなり蒸し暑いです。

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なんか久しぶりの花って感じでしょうか。というより本日初の発見かな?

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辺りが明るくなって仰いでみると、空が見えます。もう森林限界突破かな? と言っても空はガスで真っ白でしたが(苦笑)。

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一段と傾斜がきつくなってきます。

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倒木に生える苔。いい感じです。特に本日は雨により水分を含んでいるので、フッカフカでした。こういうのに萌えますねぇ(笑)。

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登るにつれ、益々靄ってきました。前方が殆ど見えにくくなってきましたよ。

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で、漸く森林限界突破です。辺りは靄で真白。

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森林限界を突破後、南西尾根を目指します…が、何も見えない(苦笑)

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石灰岩がゴロゴロする急登を登っていきます。本来なら、ここからの眺めが素晴らしいそうですが、今日は真っ白。残念ながら何も見えません(涙)。傾斜はきついけど、遮っているものがないので、晴れていれば本当にいい景色が見えるのでしょうね(苦笑)。

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石灰岩と地面の隙間から可憐なお花が…。

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途中オレンジ色の実を発見。よく見てみたら "ほおずき" でした。この斜面にかなり咲いていましたよ。

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近江展望台に到着。イバッチさん曰く、ここからの眺めも最高らしいのですが…。う~ん、今日は残念です。

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展望台から南方面もさっぱり見えません。今日は仕方ありませんね。
この近江展望台から稜線歩きとなります。

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この岩稜帯の稜線を歩いていきます。足場に注意です。

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この稜線の左手は樹林帯になっていて、その樹林帯の中はなんと苔コケワールド♪ う~ん萌えますねぇ。ちょっとこの苔生した樹林帯を歩いてみたくて少しの間だけ歩いてみました。気持ちよかったなぁ。

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再び岩稜帯の稜線に戻り、岩稜帯歩き。ゴツゴツした石灰岩の山を登っていきます。何度も登っているイバッチさんは、この南西尾根の岩稜帯歩きが楽しいのだとか。

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視界が悪いので、少々てこずりましたが、ここは中々のものです。いやぁ、この石灰岩の尾根は中々面白い。南西尾根の岩々ワールドにも萌えました(爆)。これで晴れていて視界クッキリで見晴らし良ければ最高なんですけど…(苦笑)。

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岩稜帯を抜けると、お花畑。…が、ここも視界が悪く何も見えず。

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お花畑の中を歩くイバッチさん。


で、漸く霊仙山の最高点に到着です。
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靄って何も見えない(涙)


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とりあえず、この最高点で記念に一枚撮っておきましょう。

さぁ、霊仙山山頂に向かいましょうか!

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霊仙山のテーブルランド。広大です。 …と、なんと遂に雨が降り出してきました。ランチタイムも早々に切り上げ(本当、立ったままおにぎりをパクついただけ)、先を急ぎましょう。

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風が常に強いのか、木がこんな形に偏っていました。

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霊仙山山頂に到着も雨によりタッチ・アンド・ゴー!(笑)

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とりあえず三角点タッチはしましょう♪ なんとも呆気ない登頂でした。 今まで登ってきた山の中で、山頂にいる時間が最速で終了(笑)。
さ、下山に取り掛かります。下山は榑ヶ畑道を使って榑ヶ畑登山口に戻るルートです。

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経塚山分岐


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下山は経塚山を経て榑ヶ畑登山口を目指して降りていくのですが、なんとこの後視界の悪さに道迷い…。GPSを頼りにしていたのですが、視界が悪く間違った方向へ向かっていました。

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完全に道を間違えたらしく、このまま進むと遭難しかねないと判断。一旦経塚山まで戻ります。

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いや本当、このようなテーブルランド状の山容は、視界が悪くなると本当にどちらへ向かっているかわからなくなります。我々も真剣に焦りました。しかも焦り出すと今居る位置もパニックで全くわからなくなってしまいます。何度も登っているイバッチさんですらわからなくなってしまう程。本当に怖かった…(苦笑)。

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経塚山に戻ってきました。GPSではなく、地図とコンパスで再度方向を確認。

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確認してみると、やはり少しずれていました。カルスト台地はガスが立ち込めると目標にするものが全く見えなく、同じような景色ばかりなので、本当に要注意です。

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GPSもアテにならず、やはりアナログの地図とコンパスが大活躍。危うく遭難するところでしたよ。講習会受けといてよかった(ホッ…)。やはり地図とコンパスは必須です。

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お虎ヶ池通過。この鳥居を確認できて、やっとこのルートが正規ルートであると確認できました。良かったぁ(^^;。

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漸く樹林帯に入りました。ここからは登山道がしっかりと整備されているので、間違いはありません。
道に従いしっかりと下っていきます。

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今朝通った榑ヶ畑・落合の分岐に到着。二人ともやっと安堵の表情。あとは榑ヶ畑方面へ降りていくだけです。

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山小屋が見えてきました。登山口までもうあと僅か。
お疲れ様でした。

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登山口林道。なんとか怪我もなく無事下山できました。下山後、ヤマビルに食いつかれてないか再びお互いをチェック。やはり何匹か居ました。私は大丈夫でしたけど、残念ながらイバッチさんは血を吸われてたようです(苦笑)。この時期はこのヤマビルが厄介ですよね。

しかし、本当に下山は一時恐怖でしたね。
雨天による靄で、全く視界が遮られたときの対処をしっかりしないと道迷いや、最悪遭難してしまう可能性があります。今回がそのパターンでした。特にこの霊仙山のようなテーブルランドは進む方向が全くわからなくなります。真剣に一時ビバークを考えまたほど。
今回はGPSに頼りすぎては駄目だということを身をもって体験しました。やはり地図とコンパスが一番確実。GPSはその予備的存在として扱うようにしたいです。

今回は、残念ながら小雨と靄でこの山の醍醐味である眺望は望めませんでしたが(最近コレばかり^^;)、はじめての霊仙を存分に楽しんできました。特に往路に使った落合分岐からの沢ルート、今畑から登った南西尾根ルートがアトラクション味溢れて楽しかったです。このルートは榑ヶ畑ルートのピストンより遙かに楽しい。
晴天の時に是非周回してみたいものです。

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--本日の山行ルート--
09:23 榑ヶ畑登山口 発
09:32 山小屋かなや
09:47 汗ふき峠・榑ヶ畑道二合目
10:22 落合登山口
10:33 今畑登山口
11:26 笹峠
12:22 近江展望台
12:44 南霊仙
13:24 霊仙山最高点
13:48 霊仙山
14:11 経塚山
下山ルートを間違え、一旦戻る
14:40 経塚山
14:59 榑ヶ畑道八合目・お池
15:09 榑ヶ畑道七合目・お猿岩
15:16 榑ヶ畑道六合目
15:26 榑ヶ畑道五合目・見晴台
15:39 榑ヶ畑道四合目
15:43 大洞谷源頭
15:49 榑ヶ畑道三合目
15:53 大洞谷源頭
15:58 榑ヶ畑道三合目
16:06 汗ふき峠・榑ヶ畑道二合目
16:11 山小屋かなや
16:19 榑ヶ畑登山口
16:36 ゴール地点 駐車場所 着

--本日の山行データ--
場所 滋賀県米原市榑ケ畑
距離 12.8km
最大標高差 775m
平均斜度 上り:18.6% 下り:19%
獲得標高 上り:1144m 下り:1189m
日時 2017年9月6日 09:22:16 ~ 2017年9月6日 16:36:58
所要時間 7時間14分42秒
平均速度 1.7km/h

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RW

今年は8月10月が天候不良で百名山2つに終わってしまい不本意な年でした。10月まで台風が来て雨が多く変な天気が続く秋だなあと思っていたら、もう冬の雰囲気・・、早くも寒波が来ましたね!あっという間の冬の到来で、山の紅葉はこれで終わりって感じかなあ・・。お風邪など召されませんように・・。
by RW (2017-11-15 08:00) 

tsun

噂にたがわず、ヒルは本当にすごそうですね。
私は絶対に無理です。
滋賀県のその辺りは、廃村が多いですよね。
by tsun (2017-11-15 11:47) 

ぼの

RWさま、
本当に秋から冬への移り変わり、早いですよね。
もう北アルプスは雪が積もっているそうです。
これから寒暖の差が激しくなってきます。
RWさんも体調にはお気をつけくださいね。
by ぼの (2017-11-15 23:47) 

ぼの

tsunさま、
噂以上でした(笑)。 本当、地面から頭をもたげて獲物に吸い付く準備をするんです。
その忌まわしきヤマビルも今は冬眠(^^)v。
霊仙山登られるなら今のうちですよ(笑)。

そうそう、廃村の多さに驚かされました。
あれって再利用できないもんなんでしょうかね。
なんか施設作るとか、ベースキャンプ地にするとか…
by ぼの (2017-11-15 23:51) 

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