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2017.08.09~10 「聖職の碑」を辿る山旅 木曽駒ケ岳クラシックルート縦走 (第一章;桂小場から森林限界突破) [山歩き]

木曽駒ケ岳クラシックルート縦走。
前回の序章では、このルートで登る計画を立てた経緯を新田次郎の原作に絡めてお伝えいたしました。
そしていよいよ、その「聖職の碑」を辿る山旅がスタートいたします。

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初日は伊那市の小黒渓谷のその奥、桂小場登山口から取り付き、胸突き八丁を経て、将棊頭山を目指します。その後、「遭難記念碑」に立ち寄り、馬の背を越えて木曽駒ケ岳頂上山荘テン場へ向かう予定です。
本来なら濃が池経由で、宝剣山荘方面を廻り、中岳を越えるルートが「聖職の碑」の正規ルートなのですが、濃が池から宝剣山荘のカール内がまだ雪渓が残っている情報を得、こちらは回避して馬の背のルートにしました。
前日に伊那観光局に電話をかけ、台風の影響によるルートのダメージ箇所がないことも確認済みです。
それでは、クラシックルートを登っていきましょう。

※前回のブログ記事はコチラ

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木曽駒ケ岳クラシックルートの起点、桂小場登山口に降り立ちました。さぁ「聖職の碑」を辿る山旅、スタートです。

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桂小場登山口はここから。鬱蒼とした樹林帯の登山道を登っていきます。案内板は「西駒登山ルート」となっています。

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テント泊装備のザックが重い…(苦笑)。自分のザックで15kgはあるかもしれませんが、同行者イバッチさんのザックはもっと重そう(笑)。推定20kgはありそうです(笑)。
ただでさえキツイといわれているこのルートを重い装備を担いで登る…。大丈夫かなぁ(苦笑)。

暫く山の中へ伸びる淡々とした登山道を歩いていくと、「ぶどうの泉」という水場があります。

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歩き出してまだそんなに経っていないのですが、とにかく暑い。いきなり吹き出す汗が滝のように流れています。

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この水場で顔を洗い、喉を潤します。冷たくて気持ちいい♪ 汗を拭い、再び歩き出します。

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暫くはこんな感じで綴ら折れの登山道を黙々と歩きます。 この登山道にも山に咲くお花たちが可憐に咲いていますね。

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お花たちを観るとついつい順に写真を撮って言ってしまう…。中々前へ進めませんね(苦笑)。

さぁ、森林限界突破まで、まだまだ歩かなきゃいけません。先を急ぎましょう。

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樹林帯の間から青空が見えます。そしてその奥の連なる山々が西駒ケ岳。あそこまで行かなきゃいけません。

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しかし、鬱蒼とした樹林帯ですね。しかもこの暑さ。ばててしまわないように所々で、少しづつ休憩を入れ、ゆっくり登っていきましょう。

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「野田場」に到着。「馬返し」まであと30分。

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所々に指標がしっかり立てられているので、間違うことはありませんね。登山道もしっかり整備され傾斜は仕方ありませんが、道としては非常に歩きやすい。

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そして「馬返し」に到着。少し休憩を入れましょう。

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権兵衛峠への分岐を通過。

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続いて「白川分岐」を通過。

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ここから奈良井まで行けるんだ。

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白川口も非常に気になりますね。奈良井宿からのルートはどんなルートなんだろう…
それにしても緑に輝く木々の小径は気持ちいいですねぇ。 暑さは尋常じゃないけど…(笑)。

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白川分岐から少し進むと苔生した広場が目に入りました。ここにはベンチまで設置されていますね。重いザックを下ろし、少々休憩しましょう。

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苔生した空間…いい感じですね。


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ベンチにザックを下ろし、ちょっぴり身軽で休憩。


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水分補給をし、お腹にちょっと食べ物も入れ込みます。気持ちは大丈夫なのですが、暑さとザックの重さで、相当堪えてきてます(苦笑)。座ってしまったらお尻に根が生えてきそうです(笑)。

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木の根っ子付近に生えている苔が気持ちを癒してくれましたね。 それでは出発しましょうか。

休憩場から少し進むと避難小屋の「大樽小屋」が見えてきます。ここには簡易トイレが設置。ここから先はお手洗いはありません。

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避難小屋周辺に咲くお花たちを観ながら一歩一歩前へ進みます。

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そして遂に「胸突き八丁」に到着。

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ここは、信州大学のルート(野田場付近に分岐がありましたが、そこからこの胸突き八丁まで直登してくるみたいです)との分岐にもなっているようです。

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ここから文字通り急登になるのです。気を引き締めて登っていきましょう。

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一歩一歩しっかりした足取りで急登を登っていきます。

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この重装備で悪名高き急登を登攀するイバッチさん。やはり相当堪えます。ペースがだんだんと遅くなっていきます。
と、その時嫌な予感が的中。なんと左の脹脛が突然痙攣を起こしてしまいました。これは痛い(苦笑)。少し前から右の膝を痛めていて、それを庇うように歩いていたからなのか…。少し立ち止まって水分補給しながら痛みが和らぐのを待ちます。う~ん、この位置でこのアクシデントは、脚も痛いけど、登攀ルート上でも痛い。果たして森林限界突破できるのか?
暫く待ってみて、少し痛みも和らいだので、登ってみます。やはり痛い。もう少し待ってみてとりあえず座れるスペースがあるところまで進んでみましょう。

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その位置から少し登ったところに6合目の休憩ベンチがありました。ここでザックを置いて足を伸ばしてみます。心配するイバッチさん。もう少し大人しくしていれば痛みも和らぐと思うんだけど…。
なんだか前回の登山からちょっと足を痛める癖がついてきちゃったかなぁ…。どうも雪の伊吹山で足を痛めてから続いてます(苦笑)。

しばらく休んでいたら、大分痛みも和らぎ、歩けるようになりました。多分行けそう。ごめんね。心配かけちゃった。
よし、登攀再開しましょう。現在12時50分。大幅にタイムロスしてしまいました。これ、今日中に木曽駒山頂下のテン場まで辿り着けれるかなぁ…。心配になってきた。
イバッチさんは、「とりあえず西駒山荘まで頑張って、もし駄目なら小屋に泊めさせて貰いましょう」と提案。本当に申し訳ない(汗)。

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6合目の案内板の上に「頂上へ」の指標があるも、中々森林限界は突破出来ず…(涙)

とりあえず出発しましょう。最悪ビバークも念頭にいれますが、やはりこの樹林帯の中でのビバークは嫌ですもんね(苦笑)。
脚に気を使いながらゆっくりゆっくり登ります。

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漸く木々の間から周りの景色が見えだしました。もうじき森林限界突破…かな?

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13時15分、津嶋神社址を通過。計画ではもう西駒山荘の近くまで着いている時間なのですが、かなり遅れています。仕方ないことなのですが…(涙)。

西駒の稜線ははっきり見えてきたのにまだ樹林帯の中。まぁ、じたばたしても仕方ないことなので、お花でも観ながら、ゆっくり登りましょう。と言ってくれ、気分が幾分落ち着きました。本当に申し訳ない。

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少しずつ、ゆっくり歩いていく…。気が付くと、青空が大きく見えてきました。森林限界突破まであと少しです。

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西駒の稜線がもっと近くに見えるようになってきました。もう一息です。

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あの青い空と稜線に向け、力を振り絞ります。気が付いたら、左の足だけでなく、右の足まで痙攣しだしました。少し休んでは登る。少し登っては休むの繰り返し。あとはもう気力だけで登っていきます。

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ふと、登山道の沿道を観てみると樹林帯の中とは違った彩とりどりの高山植物が咲いているのに気が付きました。これは綺麗だ。気持ちが和みます。

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クルマユリの群生。綺麗に咲いています。

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そしていよいよ「胸突き八丁の頭(標高2,580m)」を通過。胸突き八丁という名の急登はここまで。本当に長かった。そして辛かった…。これを過ぎればあとは森林限界を突破し、なだらかな稜線歩きです。

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胸突き八丁の頭を通過し、茶臼山、行者岩の分岐に到着です。この分岐を右に進むと茶臼山方面へ。そして木曽側に下山するルートがあるとのことですが、途中橋が落ちていて一旦沢まで下り、渡渉しないと行けないそうで、注意勧告の看板が出ていました。

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分岐をそのまま真っ直ぐに進むと遂に森林限界突破です。いやしかし長かった…。
後ろを振り向くと三角形に聳える山が。茶臼山でしょうか。そのてっぺんに大きな岩が重なっています。あれが行者岩でしょうか。非常に気になるところですが、時間が押し迫っている上、この足ではとてもそこまでは登れません。機会があったらまた登りに来たときに行ってみたいですね。

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しかしこの青い空。気持ちいいです。漸く森林を越えたんだな。周りを観ると壮大な山々が連なっている…。素晴らしい。漸く辿り着けたという感じです。

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いやいや、まだまだ西駒山荘まではかなりあります。もうひと頑張りしないと。
幸い足の痛み、痙攣も傾斜がゆるくなったおかげで大分楽になってきたような気がします。とりあえずこれなら何とかなりそう。頑張って西駒山荘まで歩いていきましょう。
ここから眺望を楽しみながら稜線を歩いて西駒山荘を目指します。
これより先は次回、第2章でお伝えしたいと思います。

※第二章の記事はコチラ


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--本日の山行ルート(桂小場から茶臼山分岐)--
07:46 桂小場 出発
08:17 ぶどうの泉 08:20
09:41 野田場 09:45
10:03 横山道分岐 10:05
10:24 白川分岐 10:28
10:58 五合目手前ベンチ 11:23
11:34 大樽小屋 11:36
11:50 胸突八丁(信大コース分岐) 11:58
12:33 六合目ベンチ 12:50
13:15 津嶋神社 13:17
14:06 胸突の頭 14:08
14:52 茶臼山分岐 着

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コメント 2

RW

宝剣は定番のロープウェー出2回登りましたが、こうやって下からのコースは初めて見るので興味深々!遭難記念碑にも安全登山を祈り、これからの記事が楽しみです。
by RW (2017-09-12 06:02) 

ぼの

RWさま、
ロープウェイを使えば最速で標高2600mの素晴らしい景観が眺められ、そこから僅かの時間で3000mの頂に立つことが出来ますが、
こうやって昔の登山道を登って頂に立つという方法も中々いいものだと思います。
もし機会があれば、一度挑戦してみてくださいね。
by ぼの (2017-09-16 02:27) 

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