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2016.05.20 御在所岳追悼登山 (中道~一ノ谷新道) [山歩き]

個人的なことになりますが、2016年5月11日に父親が他界いたしました。 享年82歳。
まぁ、色々と体の強い人ではなかったので、よく最期はよく頑張ったなぁと思います。 彼の思い出といえば、幼少のころからよく怒られ、殴られました。 今では子供虐待やDVと言われてもいいような躾?、教育でした。 まぁ戦争を経験した人ってけっこうそんな感じなのかもしれないですが…(笑)
そんなことはさておき、昔よく連れて行ってもらったのが、やはり山。遠い記憶なので曖昧なのですが、美ヶ原や、富士山(途中で断念)、静岡県の秋葉山、愛知県は鳳来寺山、くらがり渓谷、などなど・・・。その中でも父親の最も思い入れの強かった山が御在所岳だったようで、先月家人から「入院してもう家に帰れないかもしれない」と連絡を受けた時に会いに行ったのですが、その御在所のことを頻りに話していました。
後から親戚筋に聞いた話にちょると、自分が生まれる前に御在所の麓、菰野町で結構仕事があったようで、休みになるとよく登っていたようなのです。 私も父親に連れられ、御在所は行った記憶がありますが、その時はロープウェイでの登頂でした。

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父親が他界して、晩年は殆ど近くにいるもできず、なにもしてやれなかったということもあり、父親の好きだった御在所岳を登ってあげることが最後の親孝行になるのかなと思い、休日を利用して独り追悼登山をしてまいりました。
ちょっと話が重くなってしまいましたね(苦笑)。申し訳ありません。 まぁ、こんなこと綴っていますが、本人は逝ってしまった当日も、葬儀のときも至って平静を保っていましたが…(笑)。

ということで今回の記事は、一年ぶりの御在所岳登山。 奇しくも只今鈴鹿セブンマウンテン踏破挑戦中。メチャクチャタイムリーでしたね。




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当日、朝起きてみると天気は曇り空。 なんか前回御在所に登った時も曇り空でした。今日も眺望は期待薄かなぁ、などと思いながら車を三重県方面に走らせます。 鈴鹿スカイラインの中道付近無料駐車場に車を停め、山登りの準備をはじめます。

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駐車場には10台程度。やはり早朝の曇り空の影響で少々少なめか。 ま、ベストな位置に車を停めることが出来たので、ラッキーですが(笑)。

さ、準備出来たところで、出発です。 本日は中道から一ノ谷新道を使います。

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久しぶりの御在所。登山口で山行計画書をポストに入れ、出発します。 今回はザックのポケットに在りし日の父親の写真を入れての登山です。
歩き出して、いきなりの急登。 ま、どこのお山もそうですが、取り付き始めが結構辛い(苦笑)。 身体が慣れていないこともあるのでしょうが…。 早い段階で、今日は息が切れてきました(苦笑)。

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ま、今日はソロだし、自分の体力に合わせ、ゆっくり登ればいいか(笑)。 所々休憩しながらまったりと登ります。
見上げれば、ロープウェイが空に向かって登ってい行きます。そういえば、前回来たときはメンテナンスかなんかで、停まっていたっけ。

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こんな真下が中道の登山道だったんですね。 真上のロープウェイを見乍ら登っていくと、中道第一スポット「おばれ石」に到着。 向かって右の岩が、左の岩に負ぶさっているような形からそう呼ばれているとのことですが、やはり何度観ても凄い迫力です。 御在所岳はこの巨岩、奇岩が有名なのです。

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おばれ石のこの大きさに圧倒


おばれ石を過ぎ、岩を登ったところに視界が広がるスポットがあり、そこで一旦休憩します。

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そこは岩稜のテラスみたいなところで、これから向かう御在所山頂を見ることができます。

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岩のテラスで、記念自撮り(笑)。 今回はソロなので基本自撮りです(笑)


気が付けば、早朝あれだけの曇り空だったのが、晴れ間が射してきました。 いや、これはラッキーかな。 山頂晴れてるといいな。 午後になってガスが出てこないうちに山頂の眺望が眺めれたら最高ですね。

第二の巨岩、奇岩スポット、「地蔵岩」に到着。 これも圧巻です。

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二本の長い大きな岩の上に四角い岩が乗っているというまさしく奇岩(笑)。 このお山の名物岩ですね。 しかし、どうやったらこんな岩が誕生するのでしょうか。…不思議です。

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この辺りから樹林帯もなくなり、周りの山々が見えるようになってきました。 前回来たときは既にガスガス攻撃にあっていたので、こんなに綺麗に周りの山を眺めることは出来ませんでした。 う~ん、綺麗ですねぇ。

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地図上や、ガイドブックを読むと危険箇所と言われているザレた痩せ尾根を渡り、

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暫く歩くと、ケルンが見えてきます。 ここが御在所中道で、有名なキレット。

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これを降りていくわけですが、この岩壁、どの位の高さなんでしょうかね。 先にこの場に着いていた方々が、順に降りて行っています。

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順番を待ち、いよいよ降りる番です。 後から来た人が御在所は初めてらしく、このキレットに吃驚していましたが、同行の方が、「先に降りている人の降り方をよく見て降りればいい」云々とアドバイスしていましたが、それってオレの降り方をよく見ろってこと? なんか嫌だなぁ…恥ずかしいからあまり参考にしないでね(笑)。

キレットを難なく降り、改めて上の方を見上げてみます。 なんだかんだで結構高さありますね。

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さ、次に向かいましょう。ここからはゴツゴツした岩稜を幾つも越えていきます。 それにしても特徴のある岩々ですよね。

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この岩を横ばいに渡って、向こうに見える岩のテラスまで進みます。

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それにしても今日はお花が綺麗です。 鈴鹿山脈に良く咲いているシロヤシオ。 今年は特に良く咲いているとの情報で、お花好きなカメラマンの方々も多く登られているそうです。

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険しい山登りの合間、ほっとした時に咲いているシロヤシオ…とても癒されます。

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富士見台に到着です。 前回は真っ白で全く見れなかった眺望は、少々霞んではいますが、今回は良く見えました。

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記念に一枚。 これは丁度同じころにここまで登ってこられた方に撮って戴きました。 向こう側に鎌がドーンと見えますね。いいショット、ありがとうございました。

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そして、とうとう御在所岳三角点(標高1,209.38m)に到着。 早速巨大三角点で記念撮影&三角点タッチです。

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三角点には柵があり、触ることができないので、外側から(笑)。 それにしてもいつ見てもここの三角点は凄い。 ここまで登ってくる途中の奇岩も凄いですが、それに負けない迫力がありますね。 これって日本でも数少ないんじゃ?

三角点を暫く眺めた後は、個人的に好きな望湖台へ向かいます。 このスポットは三角点からちょっと離れた御在所岳山頂(標高1,212m)付近にある岩のテラスで、このテラスから眺める景色は最高。 前回は富士見台同様ガスって何も見えなかったので、今回は眺めることが出来て良かったです。

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望湖台 


望湖台には先客がおひとり。ソロで登られてきた女性がここでランチを楽しんでいました。 ご挨拶をし、私もここで山頂珈琲を。 暫しそのお方と談笑しながら珈琲を戴きました。 やはり綺麗な眺望を見ながらの珈琲は絶品ですね。

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一緒に登った父親もこの景色を見てくれていると思います。しっかり自分の眼にもこの景観を焼き付けておきましょう。

さ、登頂し、ひと段落着くと、やはりお腹が空いてきます。今日は実は昼食は何も持ってきていません。 なぜかというと、以前知人にここの山頂レストラン、「アゼリア」のカレーラーメンが絶品との話を聞いていたからです。今回はそこでランチと決めていたのです。 早速行ってみましょう。

いただいたカレーラーメンは、なるほど聞きしに勝る美味しさ。具に唐揚げが一個入っていて、これがまたいいアクセントになっていました。

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ランチ後、小休止していよいよ下山の途につきます。 今回は一ノ谷新道で下山します。 初めての道なのですが、聞くところによると、結構急勾配にザレた一枚岩の上を歩くということで、少々注意しないといけない道ということですが、一気に降りていくため、時間が圧倒的に短縮できるとのこと。

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では下山いたしましょう。 登山口に入ると、これもいきなりの急勾配。しかも岩が多くて滑りやすい。ちょっと慎重に降りていきます。

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途中で、向こう側の岩場が見えます。・・・あっ、あれが大黒岩。 今回もうひとつ観に行きたかった大黒岩へ立ち寄るのを忘れていました(苦笑)。 ま、仕方ないですね。今更戻れません。諦めて大黒岩へは次回ということで。

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一ノ谷新道を降りていくと、もう間もなく樹林帯に入ってきました。 これから下の登山口までは殆ど樹林帯の中。 この道はあまり眺望が望めません。 そうやって考えると、距離は長いですが、裏道の方が個人的には好きかなぁ…。

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途中、この一ノ谷新道にも奇岩を見ることができました。「鷹見岩」というそうです。 ここも二本の巨大な岩。 なんか御在所の奇岩は日本の巨岩が立っているものが多いですね。

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鷹見岩


やはり話に聞くように、こちらは急勾配と木の根っ子と岩のザレ地の連続。そして展望なし(苦笑)。 急勾配ではありますが、地味な登山道です。木の根っ子が結構曲者で、なんども引っかかりました(笑)。

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途中一度だけ眺望が開け、真正面の鎌を見ることができましたが、基本は終始樹林帯の中でしたね(苦笑)。

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と、ここにも奇岩発見。登山道の真ん中にある、キノコ岩??

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登山口に近づいてきました。 やはりこの道、一気に降りてくるので、早いですね。

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一ノ谷新道登山口、鈴鹿スカイライン脇に到着です。 お疲れさま。

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本日は、故人を偲んでの追悼登山でしたが、天気も晴れてくれていい山登りになりました。 自分自身にも思い出として一生心に残る山行になったのではないかと思います。

これで、故人も喜んで貰えたかな?

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ずいぶん昔の写真ですが、在りし日の父親と家族で御在所に登った写真が出てきました。 この時はロープウェイで登ったようですね。

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--本日の山行ルート--
09:30 御在所岳中道ルート前駐車場(旧料金所前)
09:40 中道登山口
10:10 おばれ石
10:30 地蔵岩
10:40 キレット
11:35 富士見岩
11:55 御在所山 一等三角点
12:05 望湖台
12:30 レストラン・アゼリア
13:10 一ノ谷新道下山口
13:32 鷹見岩
14:26 キノコ岩?
14:48 一ノ谷新道登山口
15:00 御在所岳中道ルート前駐車場(旧料金所前)

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コメント 4

tsun

お悔やみ申し上げます。

最後のお写真、良いですね。
お父上様、昭和9年生まれでしょうか。私の父と同じです。
by tsun (2016-05-31 11:54) 

RW

御在所岳、懐かしい~!12年前に家族3人でロープウェイで登り、下山道を歩いてハイクを楽しみました。花崗岩の奇観が素晴らしかった記憶があります。
by RW (2016-06-02 07:08) 

tmz

ご無沙汰しています。
この度のご不幸に、お悔やみ申し上げます。

私の親父も同年代で、既に亡くなっていますが、優しい親父で、怒られた記憶がほとんどなく、それだけにお互いに思うことを十分に伝えきれていないような気がして、今も悔やんでいます。

想い出の詰まった場所で対話しながらの登山、大変なご供養になったと思います。

by tmz (2016-06-02 22:54) 

ぼの

>tsunさま、
 ありがとうございます。 父親ですが、昭和8年生まれでした。 12月生まれでしたので、殆ど昭和9年と同じですね。
あの写真が出てきたのは本当に奇跡ですね。 御在所へ行ったという思い出は微かしかないので、それが今となっては悔しいです。

>RWさま、
 御在所岳、この山は1,200mそこそこの標高なのですが、岩場が多く、とても登り甲斐がある山ですよね。

>tmzさま、
 ありがとうございます。 居なくなってから「あの時…」なんて悔やむものなのですよね。
しかし、登り出す前にあれだけ雲ていた空が山頂に近づくごとに晴れてきたというのは、何かの力が働いたのかなと思っています。

みなさま、心暖かいお言葉、ありがとうございます。 本当は皆様の下へ出向いてお礼をしなければいけないところですが、まだ少しバタバタしている為、この場を借りて御礼申し上げます。
by ぼの (2016-06-06 00:07) 

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